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東京シティ・フィルが室内オーケストラに新境地を開く! 2013年3月12日 発売

News

3月20日に東京オペラシティ・リサイタルホールで矢崎彦太郎氏の指揮で、久しぶりに『フランス音楽の彩と翳』シリーズの演奏会が開催される。プログラムと演奏会の詳細は以下の通りであるが、待望久しいシリーズの演奏会である事に加え、今回は室内オーケストラ編成という新たな試みであり、矢崎氏にも、また当然の事ながら東京シティ・フィルにも力が入っているので、大いに熱演が期待される。

2013年3月20日(水・祝日) 午後2時開演(午後1時30分開場)

- C.ドビュッシー(シェーンベルク編曲)/牧神の午後への前奏曲

- I.ストラヴィンスキー/兵士の物語(組曲版)

- G.ビゼー/アルルの女(原典版)より

構成・台本・指揮: 矢崎 彦太郎

語り(アルルの女): 中井 美穂

ピアノ: 菊池 祐介

パリの矢崎氏から東京シティ・フィルに寄せられたコメントを、東京シティ・フィルのご厚意で以下に転載する。

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90年代にフランス国立トゥールーズ室内オーケストラの首席客演指揮者として、2回の来日公演を成功に導いた矢崎彦太郎が、「フランス音楽の彩と翳」プログラムを引っ提げて登場。

室内オーケストラに新境地を開く注目の演奏会を前に、矢崎氏からコメントを貰いました。

矢崎彦太郎

Q.室内オーケストラの魅力を一口で言うと何ですか?

A.演奏者一人一人の音楽が、客席からはっきり見えるというところかな。各自、個性を十分に発揮しながら一つにまとまるという点では、室内楽に近いです ね。和を求めずして和に至るスリリングな興奮の渦にホール全体を巻き込みたいと、トゥールーズではいつも思っていましたし、メンバーそれぞれに特定ファン が付いていました。

Q.室内オケを指揮する機会は多いですか?

A.トゥールーズは指揮者なしの演奏会もかなりありましたが、近代・現代の曲を演奏するときによく行きました。最近では、京都フィル室内合奏団と何回か定期演奏会をいたしました。

Q.プログラムについてコメントをください

A.〈アルルの女〉原典版は以前東京シティ・フィルで演奏したことがあります。その時は音楽だけでしたが、今回は語り付きで、台本も書きました。筋書きは 勿論、ドーデのフランス語が持つ雰囲気をなるべく日本語に移したいと思って〈水車小屋だより〉全編を何度か読み返してみたのですが、難しいですね。

〈兵士の物語〉は大学の頃から仲間たちと再三演奏しました。パート譜を借りるお金がなかったから手書きの海賊版を作ってね。この曲の構想が練られたのは ローザンヌ郊外のブション村にあるレストランで、人口200人のその村に一時住んでいた私も時々食べに行きました。初演されたローザンヌは、私が海外で初 めて指揮した所です。オーケストラは後に東京シティ・フィルの母体となった東京ユース・シンフォニーでした。日本で〈兵士の物語〉を振るのは40数年ぶり になりますが、何か本卦還りみないな、因縁深い曲です。

みなさま3月20日をお楽しみに!!

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