1. トップページ
  2. 最新情報
  3. 矢崎彦太郎 略歴
  4. フランス音楽の彩と翳
  5. CD 雑誌等
  6. コンサートスケジュール
  7. ヤザキ・エ・セザミのご案内
  8. リンク集

暖冬のパリより 2014年1月 発売

Profile : the Letters

皆様方の2014年が、尚一層輝きに満ちた素晴らしい年となられますよう、心からお祈り申し上げます。

例年の様にクリスマス前後の一週間はジュネーヴでスイスの家族と過ごし、新年はパリで迎えました。フランスでは1月1日が休日なだけで、2日から平常通りになります。今年は2日、3日が木、金だったのでポン(pont:橋→休日と休日の間を橋を架ける様に有給休暇で繋げて連休にするという意味の俗語)にして5日まで休んだ人もかなり居たようです。クリスマス前は寒かったのですが、それ以後は異常な暖冬で、昼間の最高気温14℃という日もあり、気の早い連中は外のテラスでビールを飲んでいました。10℃を越す日がまだ続いており、まさかこのまま春になるとは思えませんから、反動で急に厳冬になるかと怖れています。

2014年は後記ドイツ・ロマン派最後の巨匠といわれるリヒャルト・シュトラウスの生誕150年にあたります。記念の年となるとプログラムに組まれる機会も多くなり、正月早々、妖艶な楽想と芳醇な音色のスコアにどっぷりとつかって居ります。その合間を縫って原稿書きに勤しみました。昨年、「時間」特集に雑文を寄せた季刊の<學鐙>(丸善出版社)から、今度は連載を依頼されましたので、3月上旬発行の春号に掲載される初回のための10枚です。

本年も、何卒宜しく、御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げます。

パリにて、2014年1月

矢崎 彦太郎

  |